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会頭挨拶_bar
 第66回日本栄養・食糧学会大会は、平成24年5月18日(金)から20日(日)にかけての3日間、東北大学百周年記念会館 川内萩ホールと東北大学川内北キャンパスにおいて開催致します。
 この度の3月11日の東日本大震災では、広域に渡る海岸部の被害は報道されている通り甚大であります。仙台市街地の我々も大きな被害を受け、研究材料や一部の機器類も使用不可能となり、研究テーマを変更せざるを得ない院生も出て参りました。震災直後は交通機関が全て遮断され、食糧やガソリンの調達にも不自由する始末で、大会の開催は不可能かも知れないと、一時は思いました。しかし、津波が襲来した仙台空港が早くも4月13日から一部再開され、新幹線も4月29日に全線開通致しました。また、この9月に日本食品科学工学会が仙台で開催される運びとなり、また種々の研究会等も復興支援という意味合いもあり、続々と仙台で開催されている状況と聞いております。建物の修理がまだ必要なところもありますが、ホテル等も次々と復旧してきている状況にあります。また、海産物も含めて、仙台市街地の飲食街にも日常が戻りました。
 本学会の仙台での開催は、第12回(有山恒会頭)、第30回(金田尚志会頭)、第44回(木村修一会頭)、第58回(藤本健四郎会頭)、に続いて5回目となります。今回は、日本国民の課題であるメタボリック・シンドロームの克服については従来通り焦点を当てるのは言うまでもなく、最近の食品の安全性の問題、大災害時の低栄養問題、等のテーマもプログラムに含めて企画したいと考えております。学生・院生の皆さんをも含めた色々な分野の諸氏のご参加を頂くことによって、会員の拡大も達成させられればこの上のないことと存じます。会員・非会員を問わず、多数のご参加をお願い申し上げます。
会頭 駒井 三千夫
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